U-NEXTの動画配信市場でのポジション
動画配信は、熾烈な競争市場です。
多くの新規参入があり、
スマートフォンは、少なくとも1人1台が当たり前
都市部では、Wi-Fi環境も整備されて、
地下鉄でも接続が切れるような事態はなくなってきました。
出典:定額制動画配信サービス(SVOD)サービス別市場シェア推移
GEM Partners が行った消費者調査の結果から見ると
やっぱり、劇場年間興業収入より、動画配信サービス市場が81億円も多いのは、
それだけ消費者が劇場から動画配信サービスを利用しているということです。
ちなみに
動画配信サービスの内訳を見ると
出典:定額制動画配信サービス(SVOD)サービス別市場シェア推移
定額制動画配信(SVOD)の占める割合が、80.2%と一番多いのです。
今後、さらに
5Gとなると、飛躍的にデータ量が増大します。
その設備も着々と普及しています。
そんな中
スマートフォン向けVODサービスが成長しています。
動画配信市場の伸び
2010年は、700億円しかなかった市場規模は
2018年には2000億円
2023年には、3000億円に迫ろうという勢いです。
約10年で1000億円の伸びです。
これに合わせて有料会員数も伸びています。
非公開のため、実数は不明です。
反対に
映像ソフトのレンタル市場は、縮小の一途
出典:http://jva-net.or.jp/report/annual_2019_5-15.pdf
2018年は有料動画配信市場がレンタル市場を初めて上回りました。
今後の動画配信市場
特に、スマートフォン向けの市場は拡大が期待されます。
そんな中
U−NEXTの他社にはない魅力は、
見放題作品数No.1動画配信サービス
の地位を築き上げています。

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本ページの情報は2020年7月時点のものです。
最新の配信状況はU-NEXTサイトにて、ご確認ください。
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U-NEXTの動画配信市場でのポジション(続き)
★定額制動画配信(SVOD)サービス別市場シェアは、どのようなシェアになっているのか、
いつも動画をご覧になっている方は、ご存じだと思います。
下図をご覧ください。
出典:https://www.gempartners.com/news/20200213/
やっぱり、外資系が強いのです。
たとえば、
Netflix
それに、巨人Amazonも参入しています。
Amazonプライム・ビデオ
激戦区です。
U-NEXTは、
2019年上位は以下の通り
Netflix
DAZN
Amazonプライム・ビデオ
U−NEXT
Hulu
dTV
そんな中、
U−NEXTの戦略が見えます。
巨大市場、巨人の存在する市場における、ブルーオーシャン
これが
見放題作品数No.1動画配信サービス
だったのです。
全面的に戦いを挑んでも勝てません。
だから、
1点集中突破!!!
これをはかって、成功しています。
今のところです。
どのビジネスでも
大手は、ヴェンチャービジネスで成功した分野を
後付けで、資金力に任せて
参入します。
だから、
U-NEXTも、これで、安閑とするわけにはまいりません。
勝負は、これからです。
順調にシェア拡大中の日本発のサービスとは言え、油断禁物ですね。
ユーザー満足度についても、特徴があります。
ただ単に動画配信サービスで、
動画を見せればいいというものではありません。
そこには、ユーザーを引き付ける何か
これが無ければなりません。
★動画配信サービスの満足度ランキングについては、
U-NEXTは、どこにいるのでしょうか?
下図をご覧ください。
出典:みんなのランキング「動画配信サービス(VOD)に関する調査」
DAZN
dアニメストア
U−NEXT
Hulu
Amazonプライム・ビデオ
U−NEXTは第3位です。
その理由は
☆コンテンツ数が豊富
☆色々なジャンルの作品を観られるから楽しい
やっぱり、
見放題作品数No.1動画配信サービス
がユーザ満足度をささえています。

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本ページの情報は2020年7月時点のものです。
最新の配信状況はU-NEXTサイトにて、ご確認ください。
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U-NEXTの電子書籍市場でのポジション
紙から電子媒体に、書籍のデジタル化が進んでいます。
そんな中の書籍市場の2015年〜2019年の推移表です。
年 | 電子 | 紙 | 電子+紙 |
電子 |
紙 |
電子+紙 |
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2015年 | 1,502 | 15,220 | 16,722 | ー | ー | ー |
2016年 | 1,909 | 14,709 | 16,618 | 27.1% | -3.4% | -0.6% |
2017年 | 2,215 | 13,701 | 15,916 | 16.0% | -6.9% | -4.2% |
2018年 | 2,479 | 12,921 | 15,400 | 11.9% | -5.7% | -3.2% |
2019年 | 3,072 | 12,360 | 15,432 | 23.9% | -4.3% | 0.2% |
(単位:億円)
2019年を見ると、紙の出版物は、12,360億円(前年比4.3%減、15年連続マイナスとのこと)
一方、
電子は、3,072億円(前年比23.9%増)
電子は、全体の19.9%の規模です。
電子+紙書籍トータルの規模が2014年以来、初めて前年を上回りました。
どんな本が売れ、どんな本が減少ているのか?
★紙の書籍の傾向
・文庫本、文芸、生活実用書、学参は低調
・ビジネス書、新書は、前年を上回り、児童書は健闘
18年に亡くなった女優・樹木希林の関連書が年間を通して好調な売れ行きとなりました。
・雑誌は月刊誌、週刊誌、など減の中、コミックスが増
コミックスは、大ブレイクした『鬼滅の刃』(集英社)を筆頭に映像化作品が好調で、前年を上回りました。
★電子書籍の傾向
・電子コミック(電子コミック誌含む)は約3割もの伸び
「異世界転生」ジャンルの人気が高い
・電子書籍は緩やかな成長
19年は宝島社の作品など未電子化作品の電子化点数の増加
ライトノベルやビジネス書、写真集が特に伸び
・電子雑誌は、
圧倒的なシェアを誇る定額制読み放題サービス「dマガジン」の会員数の減少
そんな中、U−NEXTでの売上推移がものすごいことになっています。
2019年1月を、100とすると
2019年12月には、930
9.3倍にもなっています。
映画の公開
テレビ放送などとタイミングを合わせて
電子書籍も売上を伸ばしています。
だから、
2020年も引き続き、伸びることが期待されます。

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本ページの情報は2020年7月時点のものです。
最新の配信状況はU-NEXTサイトにて、ご確認ください。
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